東京都国分寺市
国分寺市の場所
東京都のほぼ中央部に位置する市です。国分寺市の富士本3丁目には日本数学検定協会が定める東京の重心があるようです。武蔵野台地と立川台地の間にある国分寺崖線はハケと呼ばれ武蔵村山市から大田区の丸子橋付近まで伸びています。その国分寺崖線からの湧水で形成された野川は前回の記事で書いていますので興味のある方はぜひご一読ください。
東側が小金井市、北側が小平市、西側が立川市、南側で国分寺市と府中市が面しています。
国分寺市の歴史
奈良時代、聖武天皇の詔により全国に国分寺が建立されました。ここ武蔵國(東京、埼玉、神奈川県川崎市、横浜市)においてはこの国分寺の地に建立されています。国府と呼ばれる中心地は、南側にある府中市に置かれていました。よってこのエリアが武蔵國における中心地であったと思われます。
国分寺駅について
私は高校生の頃、小説家の村上春樹にどっぷり浸かった時期がありました。彼の作品は穴が開くほど熟読しましたし、それこそページが手垢まみれになるほど何度も何度も読み返しました。その村上春樹氏が作家になる前に国分寺でピーターキャットなるJAZZ喫茶を営業していたのは有名です。またゴルゴ13のさいとう・たかを氏も国分寺でさいとうプロダクションを設立しています。またボクシング世界チャンピオンの輪島功一さんの団子の輪島もあり現在も営業中です。私がまだ学生時代に、とんねるずの生ダラでもみくちゃにされていていたのをよく覚えています。駅については北口の再開発に伴い、駅直結の高層マンション等も建築され綺麗に整備されてきています。ただ路地裏に入れば昔ながらの喫茶なども残っていて新旧が混じった大変面白く、私の大好きな街のひとつです。
国分寺崖線の湧水については、お鷹の道や真姿の泉、殿ヶ谷戸庭園内で鑑賞することもできます。また、前回記事にした野川の源流である日立製作所内は年に2回ほど開放されます。国分寺崖線ファン?は是非!
国分寺市をポタリング
西国分寺駅周辺
文化施設のいずみホールがあります。私も数回こちらでオーケストラを鑑賞したこともあります。こじんまりとしてますが個人的には好きなホールです。いずみホール前に史跡案内の看板があります。私は数年前にこの看板でお鷹の道と真姿の泉の存在を知りました。また東京都の公文書館が2020年に移転にこちらの駅近くに移転しています。
姿見の池と武蔵国分寺公園
このあたり恋ヶ窪はかつて宿場町として栄えていました。そちらの遊女達が朝な夕な自らの姿を映して見ていたことから「姿見の池」と呼ばれるようになったようです。確かに透き通るような水面の池です。武蔵国分寺公園はかつては国鉄の教育施設があった場所を民営化される前に売却した跡地に建てられた公園です。多喜窪街道を挟んで南側も、郵政省の施設だったものを同様に整備しています。春は桜が綺麗に咲き誇ります。
武蔵国分寺跡
武蔵国分寺跡です。ブラタモリでもこの場所を特集していたのを記憶しています。現在建物なんかは残っていませんが、看板なんかをもとに昔の土地の風景などを夢想するのはなんともロマンがあります。またこのあたりは空が抜けていてなんとも気持ちよくサイクリングできるので好きな場所です。また昔3億円事件で犯行の車が乗り捨てられていたのもこのあたりとなります。
国分寺の歴史
新田義貞と鎌倉幕府の戦いで武蔵国分寺は一度焼失します。江戸時代に本堂などが再建され、明治時代に東久留米の米津寺から楼門を移築し現在に至ります。木造薬師如来座像は国指定重要文化財、楼門は市の重要文化財となっています。境内には植物園もあります。
お鷹の道と湧水群
国分寺を語る上で外せないのが国分寺崖線です。この国分寺崖線から滲みです湧水が二子玉川まで流れる野川を形成しています。真姿の泉の湧水も野川に流れ込んでいます。またこのあたりは尾張徳川家の鷹場となっていてそれにちなんでお鷹の道と名付けられた小径があります。小川のせせらぎを聞きながら散歩ができます。
国分寺の街並みと村上春樹
作家になる前に村上春樹は国分寺でピーターキャットというJAZZ喫茶を開いていました。その場所は駅南口の殿ヶ谷戸公園の隣のビルになります。また同時に国分寺の駅近辺に居を構えていたようで線路の近くの三角地帯に住んでいた描写があります。一枚目の写真は泉町の線路沿いで写真を撮りました。写っていませんが、この写真の左側に三角地帯がありますので、その辺ではないかと推測できます。3枚目はだんごの輪島です。何度も美味しくいただいております。
国分寺駅
北口は再開発が進み随分とこ綺麗に雰囲気が変わりました。ただ少し歩けばまだ昔ながらの喫茶店や飲み屋なんかも軒を連ねて面白い雰囲気が残っています。また北口には早稲田実業高校もありよく学生の集団を見かけます。早実はハンカチ王子こと斎藤佑樹や清宮幸太郎を排出しています。南口も多喜窪街道沿いに雰囲気のある飲食店が並び飽きることがありません。
殿ヶ谷戸庭園
都立の庭園で国の名勝にも指定されています。かつては三菱財閥創業家の岩崎彦弥太の別邸であったが、それを東京都が買い取ったという歴史があります。庭園内では国分寺崖線の湧水も鑑賞できる場所もあります。入場料については一般の方は150円、65歳以上は70円となります(2022年9月時点)
まとめ
感想
駅は中央線の特急停車駅で大変便利でベットタウンとしての機能もあります。駅ビルや駅前は飲食店、衣料店も充実しています。また歴史fan、地理fanも十分満足できると思います。駅ビルの地下に駐輪場がありますのでポタリングで疲れたらそちらに駐輪して駅前でひと休みできます。個人的には武蔵国分寺跡近辺の開放的な空間がすごくおすすめです。
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