■東京都国立市をポタリング

中央線

東京都国立市について

国立市と私の出会い

初めて国立市を体験したのは、大学を卒業後すぐの頃だったと思います。一時期、私は新百合ヶ丘にある総合スーパーでアルバイトをしてました。そこで気の合う友人がひとりできていつも彼と一緒に行動をしていました。私たちは音楽の趣味もあったのでよく下北沢、新宿や渋谷のライブハウスに行ったりしてました。大学入学時、仮面浪人してたので大学に行かなかった私は、もちろん友達はできず、たまに大学に行けばいわゆる「ぼっち」の状態でした。だからアルバイトのような別のコミュニティで自分を受け入れてくれる人がいて大変救われたし、うれしかったのを覚えています。

私は小田急線の生田という駅に住んでいて、彼は多摩センター駅に実家がありました。その友人と多摩センター、聖蹟桜ヶ丘あたりを深夜ドライブしていた時、「桜が綺麗なところがあるから連れていくよ」と言われ、車で連れて行かれたところが国立の大学通りの桜並木でした。大学通りのライトアップされた幻想的な桜並木が車の窓の外にゆっくりと流れていくのを見たのを今でもよく覚えています。その帰り道の車中で、友人は過去の壮絶ないじめ体験談を、意を決したように話してくれたのを覚えています。そういった打ち明け話をしてくれたことはすごくびっくりしたけれど、嬉しかったし、よりもっと他人を理解しようと思うようになりました。それはきっと国立の桜がそういう雰囲気を作ってくれたのではないかと今でも思っています。坂口安吾じゃないけれど、桜の満開の下には不思議な何かがあるのでしょう。

そして再会 6年の時を越えて再度国立市に降り立つ

その後、20代前半は町田・神奈川方面での仕事がメインだったこともあり、国立には物理的にも心理的にも距離がありました。しかし不動産会社に転職後は国立市あたりも担当になり自分の中でだんだんと関わりが深い街となってきます。国立と関わるにつれ、そのステータス性もさることながら街の景観やそれらを作るお店や建造物、木々、道路、人々がどんどん好きになっていきました。自然と自分の中では、おすすめできる街のTOP3に入ってました。特に女性で初めて一人暮らしをされる方にはおすすめしてた街です。

国立駅周辺は文教地区ならではの街

国立は文教地区という特性を活かし、その綺麗な街並みを維持し続けています。そのためか東京の西側においては高級な街との認識があるようです。一方で一橋大学を中心とした街づくりが念頭にあったため、学生街としての特性もあります。国立駅から放射状にのびる「富士見通り」と「旭通り」は飲食店が多く並びます。特に、人気の「すた丼」の発祥の地として有名です。ボリュームたっぷりの丼がリーズナブルな値段で食べることもできます。また個人的には、ザイカレーで有名な「ロージナ茶房」というブランコ通り近くにあるカフェは女性にもお勧めです。雰囲気もいいので一度行ってみてください。

国立の歴史と美しい景観を感じながら

谷保天満宮を参拝
ふうらり風来坊

学問の神様、菅原道真が祀られている谷保天満宮は、甲州街道沿いに鎮座しています。このことが昔の国立の中心が谷保側にあったことがわかります。道真の死を知り悲しみに打ちひしがれる牛の像もあります。悲哀を感じられます。

国立マンション訴訟の引き金となったマンション
ふうらり風来坊

写真左側が有名なマンション訴訟があったクリオレミントンヴィレッジ国立です。景観権など深く考えさせられる訴訟です。その訴訟後も問題山積となり民主主義社会への問題提起がされた訴訟に発展しました。

整然とした桜並木が両サイドを彩る
ふうらり風来坊

計算し尽くされたような美しい桜並木と街並みが国立の品位を保っています。西武グループの堤康次郎がドイツの学園都市を参考にし、一橋大学を中心にした街づくりを目指したとされています。春の桜の頃とクリスマスのライトアップ時は幻想的な通りになります。雨上がりの夜霧がかった一橋大学も個人的にはおすすめです。月が出ているとさらに良いです。

富士見通り
ふうらり風来坊

富士見通りを南西に進みます。天気が良ければ富士山が見えますが、残念ながら今日は姿を現しません。

学園通り
ふうらり風来坊

学園通りは桐朋学園や国立高校などの学力が高い学校があります。駅前は学習塾なんかも多く教育に熱心な層が多く住んでいることも窺い知れます。

多喜窪街道
ふうらり風来坊

多喜窪街道には素敵なファサードのブルワリーがあります。この通り沿いに国分寺方面に向かえばばたまらん坂という忌野清志郎の曲になっている坂があります。ちなみに忌野清志郎は国立駅が最寄りのところに実家があったそうです。冒頭のロージナ茶房も清志郎ゆかりのお店です。ファンの方は楽しめると思います。

国立駅南口
ふうらり風来坊

国立駅は駅の改修が済んでからは南北の行き来が簡単になりました。以前は改札で通行券のようなものを受け取って逆の改札の駅員さんに渡して通行していました。尚、三角屋根で有名だった旧駅舎は南口に建物だけ復元されています。そちらは映像にうまく写り込んでいませんでした。すみません。

国立駅北口
ふうらり風来坊

北口の駅前は南口とは打って変わって居住用のマンションが目立ちます。また北口は50メートルほど歩けば行政区は国分寺市となります。街の雰囲気も異なります。賃貸相場としては北口が安くなる傾向はあるようです。

鉄道総研
ふうらり風来坊

鉄道総研。国分寺市光町の由来はこちらの研究所で研究開発された新幹線ひかり号によるものです。写真右側の茶色の建物の奥に開発時に使用したひかり号の先頭部分を資料館としているようです。

鉄道総研への引込線
ふうらり風来坊

かつては中央線から鉄道総研まで専用の引込線があったようです。跡地は少し違和感を感じます。廃線跡マニアにはきっとたまらないエリアです。かつてあった街の姿を想像しながらポタリングします。写真右側はその跡地を遊歩道になっている場所もあります。

nonowaで街の活性化
ふうらり風来坊

JR中央線コミュニティデザインが開発運営をしている高架下を効率的に利用した駅の商業施設です。“豊かな自然や個性豊かな文化と駅・街とをつなぐ「武蔵野のわ『輪・和』に なりたい」”というのが由来のようです(wikipediaより)。国立駅の他にも武蔵境、東小金井、武蔵小金井、西国分寺でも展開しています。

まとめ

感想

立川駅や国分寺駅といった二つのターミナル駅に挟まれているためお店自体はそこまで多い印象はありません。ただ個性的で品のあるお店が並んでいるのが文教地区の街としての特性ではないでしょうか?チェーン店でさえも街の景観に合わせて手の込んだ内装にしているお店もあります。大学通りは自転車専用の道路がありますので安心してポタリング可能です。

またパワースポット等に興味のある方はお近くは南武線の谷保駅が最寄りです。今回は行けませんでしたが、国立市泉には国分寺崖線の湧水なんかも見れるスポットもあります。タモリ倶楽部やブラタモリ好きにはそちらもおすすめです。

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