■東京都調布市を「つげ義春」を求めてポタリング

京王線

東京都調布市

調布市はどこ?

東京都の多摩地区の東部に位置する都市となります。隣接する市区町村は、世田谷区、狛江市、三鷹市、府中市、稲城市などがあります。人口は東京の市部では4番目に多い市となります。鉄道駅は京王線の仙川駅、つつじヶ丘駅、柴崎駅、国領駅、布田駅、調布駅、西調布駅、飛田給駅の8駅と京王相模原線の京王多摩川駅が調布市に位置します。京王線は駅の間隔が狭いことで有名ですが、調布の区間は特に顕著だと思います。直線距離で500メートルほどしか離れていない駅もあるので隣駅まで歩いて行ける場合が多いです。唯一の急行停車駅の調布駅で京王線と相模原線に分岐します。

調布市の歴史

奈良・平安の時代は隣に国府の府中があったため、国府に勤務する役人なども居住していたエリアと考えられます。調布市は租庸調制度の「調」がその由来とされています。租庸調とは昔の税制で、その内の調はその土地の特産物を税金として収めるものとされていました。このエリアの特産物が布であったため「調布」になったと言われています。布田や染地という住所からもその名残を窺い知れます。また近年、調布市を南北に分断していた京王線の一部区間が地下化され新たな発展した姿を見せてくれています。

調布市といえば

映像関係の会社が多く「映画のまち調布」として有名です。角川大映撮影所、日活撮影所あたりが特に有名です。映画の小道具なんかを扱う高津装飾美術もあります。解散してしまいましたがあの石原プロモーションも調布駅を近辺のビルに事務所がありました。またゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるも逝去されるまで調布に住んでいました。また個人的に好きな漫画家、「無能の人」「ねじ式」等で有名なつげ義春も、水木しげるのアシスタントから始まり調布の市内を転々としていたようです。作品の中に調布の風景が描かれています。また夏の風物詩として、恒例の花火大会が多摩川で行われる際は大変な賑わいをみせます。

調布をポタリング

調布駅前
ふうらり風来坊
ふうらり風来坊

京王線が地下化される以前の調布駅は、京王線と相模原線が地上で平面交差することもあり、慢性的に開かずの踏切の状態が続いていました。地下化した跡地には、駅ビル「京王トリエ調布」やビックカメラ、映画の街待望の「シネコン」が建設されました。昔からある「PARCO」も健在です。10数年前、免許更新の時にまだ駅前に江川亭がある頃の調布駅を使った時があるのですが、その時の雰囲気とは打って変わったPOPな雰囲気になっています。

パルコとビックカメラとアフラック
再開発の駅ビル京王トリエ調布
布多天神社と天神通り
ふうらり風来坊
ふうらり風来坊

天神通りでは、同市に逝去するまで住んでいた水木しげるの鬼太郎のキャラクターたちが出迎えてくれます。元はこの先にある布多天神社の参道です。また布多天神社はつげ義春の「カメラを売る」内では、寂しいときに月に一度の天神様の縁日に訪れ、貧しい仲間たちと会うことで心が休まる場所として描かれています。子供の手を引いて天神社を後にするラストシーンは「海辺の叙景」に匹敵する美しさです。

鬼太郎のキャラクターたちがいる天神通り
右側に大骨董市の文字があり「カメラを売る」を思い出す。
多摩川沿いでつげ義春を感じる
ふうらり風来坊
ふうらり風来坊

京王閣は「日の戯れ」で奥さんのマキさんが「車券販売所」で働いていて主人公の手を握るシーンが描かれています。またこの当たりはひなぎく荘、富士マンションといった作品につげ氏が実際に住んでいて作品にも描かれています。「近所の風景」の朝鮮人の集落や、鳥師に出てくる陰鬱とした競輪場の路地裏もこの辺りだと思われます。無能の人の「石を売る」は写真2枚目奥の河川敷あたりと思われます。

京王閣競輪場
京王テニスクラブ横の河川敷
ホッピーとゴジラ
ふうらり風来坊
ふうらり風来坊

ホッピービバレッジの工場があります。昔、ニッポン放送の「看板娘のホッピーミーナのHOPPY HAPPY BAR」がラジオから流れていてよく聞いてました。言わずとしれたホッピーの会社です。くろがねや調布店にはなぜかゴジラが出没・・・

ホッピービバレッジ
くろがねやのゴジラ
西調布駅と中華料理八幡
ふうらり風来坊
ふうらり風来坊

西調布駅からは北東に進むと中華料理「八幡」があります。つげ氏はこちらの2階建のアパートだった頃、ここ住んでいたことがあるようです。ねじ式が生まれた場所と言われています。またこちらの近くには故水木しげる氏のご自宅やお墓もあります。

西調布駅
中華料理八幡
深大寺
ふうらり風来坊
ふうらり風来坊

調布といえば外せないのが深大寺。こちらにも鬼太郎に出会えます。水木しげるは50年ほどを調布で生活をしたわけですがこういうふうに自分が住む街に貢献できるってすごいことですね。私はこんな人間になれるのだろうか?深大寺といえば深大寺そばが有名ですが、蕎麦屋さんが参道に軒を連ねます。池や小さな滝、小川などもあり水の流れるのをぼーっと眺めたり、その音も楽しめます。

鬼太郎茶屋
賑わう参道
茶屋にある昔ながらの椅子
拝殿
多摩川水門と二ヶ領上河原堰
ふうらり風来坊
ふうらり風来坊

鳥師に出てくる水門と思われます。二ヶ領上河原堰は壮大な風景です。

鳥師に出てくる水門
二ヶ領上河原堰を望む
多摩川住宅と給水塔
ふうらり風来坊
ふうらり風来坊

つげ氏が住んでいたとされる多摩川住宅です。右の写真は奥様が団地でチラシを配るシーンなんかで出てくる特徴的な給水塔です。

多摩川住宅群
特徴的な形の給水塔
手紙舎とつつじヶ丘
ふうらり風来坊
ふうらり風来坊

柴崎駅前は他の調布にある駅と比較すると一昔前のディープな調布がそのまま残されている感じです。手付かずの駅前の商店や昔ながらの銭湯「神代湯」も残っています。銭湯は風呂付きアパートなどが一般的になってくるとどんどんなくなっていったと言われています。また手紙舎というおしゃれなカフェが神代団地内にあります。ポタリングの休憩がてらいいかもしれません。本店は駅から遠いですが、柴崎駅近くにも手紙舎2nd storyがあります。つつじヶ丘駅は急行停車駅となり駅前には商店街なんかもあったりします。少し前に道路が陥没して話題になっていました。

つつじヶ丘駅北側からホームを望む
柴崎駅南口の風景
手紙舎つつじヶ丘本店
仙川のハーモニーロードと安藤ストリート
ふうらり風来坊
ふうらり風来坊

仙川は三鷹市、世田谷区、狛江市と接しています。隣はすぐに世田谷ということもありどこか他の調布の駅とは異なるおしゃれな雰囲気が漂います。数年前はよく人気の駅ということでマスコミにも取り上げられていたのを覚えています。ハーモニーロードは仙川のメインストリートで元気のある商店街となります。クイーンズ伊勢丹や和洋問わずのおしゃれなカフェが集まる場所もあります。また世界的建築家の安藤忠雄氏が設計した建物が並ぶ安藤ストリートも一見の価値ありです。

ハーモニーロードは人で賑わいをみせる
安藤ストリートでは世界的建築家の設計した建物が見れます

まとめ

感想

神代植物園、深大寺、多摩川といった自然も豊かな街で新宿へのアクセスも20分弱程度と大変便利な調布駅。鬼太郎好きの方はもちろん、つげ義春を好きといったコアな漫画ファンまでを魅了してくれるはずです。野川サイクリングロードもありますので、調布飛行場で飛行機の離着陸を見たり、手紙舎で休憩したりと楽しみ方も様々です。つげ義春さんの「無能の人」は竹中直人さんによって映画化もされています。つげ義春に興味を持った方はぜひ作品を読んだ後に訪れてほしいです!

大学生の時に買ったつげ義春作品
毎日新聞夕刊の特集記事は無能の人に挟んで保管してあります
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